酔いどれ

戯言

おれたちの「春の一大事」

先に言っておきます。長いブログです。

 

4/14(日)、かれこれ8年推し続けているアイドル、ももいろクローバーZさんのライブに参戦してきました。

ライブタイトルは「ももクロ春の一大事2024 in亀岡 〜笑顔のチカラ つなげるオモイ〜」です。

 

その前に先ずアレコレと説明兼推し語りをば。

ももクロさんのライブって少々特殊で、まず滅多に(滅多に?)ツアーをやりません。その代わりライブはひとつの季節に1回、大きな会場でのライブをやります。これは13年くらい前から変わっていません。春は「春の一大事」、夏は「夏のバカ騒ぎ/桃神祭/ももクロマニア」(これらのタイトルのうちいずれかのライブが行われています)、冬は「ももいろクリスマス」と銘打ったライブが行われています(秋はファンクラブイベントが発生することが多い)。1度メンバーの卒業ライブが急遽1月に幕張で単発ライブが起こったこともありますが

 

勿論ツアーもやります。ツアーは結構コンセプトをガチガチにしたアルバムツアーだったりすることが多いです。

 

それぞれのライブの演出は年によって違いますが、共通点も多いです。夏は水をぶちまけて汗をかいて盛り上がってお祭り騒ぎ……水着席なんてのもあったそうです(ももクロ自身が水着のねーちゃんはどこだ!男の水着に興味なんてねーんだよ!と言ってのける始末)。冬はしっとり、クリスマスをみんなでお祝いします。濃い可愛い曲はクリスマスに集中しがち。(ここに伏線あります)

 

では春はどうなのか。元々「春の一大事」と銘打たれていたのにも理由があって、2014年位まで、ももクロさんに対して、運営の大人たちが試練を与える形で「一大事」というライブが行われてきました。2011年はメンバーの脱退を受けてそのラストコンサート、2012年は初めてのセンターステージでのライブだったり、2013年は初の生バンドでのライブ、そして2014年のライブは国立競技場でのライブでした。

ところが、近年は「一大事」要素が変わってきています。一大事はももクロさんに起こるのではなく、開催都市側に起こるのです。地方の運動公園等でライブを開催し、ももクロさんがオタクたちを引き連れることで経済効果を起こそう、地域をより知ってもらおう、地域の人にもももクロを知ってもらおうという側面のあるライブになりつつあります(チケットも地元枠とかお試し観覧とかある)。過去の開催都市は東近江や黒部、福山などです。

 

さてさて、そんなライブが京都府亀岡市で行われたので行ってきました。夜行バスで行き泊まらずに夜行バスで帰る旅。気分は遠足です。

 

23時に夜行バスに乗り、半分寝たような寝てないような体調で気付いたら大阪。この時既に喉が痛いなと思っており、夜行バスの乾燥はどうも苦手です。足浮腫むし、金があったら絶対乗ってない。金が無いから乗ってる。

 

快活に行きシャワーを浴びメイクを済ませ、京都駅へ。京都に1発で行かないのは駅の近くに快活が無いのと、バスもいい感じのやつが無かったからです。手間がかかるな〜と思いながらゴトゴトと揺られて京都駅へ向かいます。

 

今回のライブは2daysあり、私は2日目のみの参戦を決めていました(お金無かったし)。1週間前に参戦を決めた友人が規制退場に巻き込まれて終電を逃し、結局京都に滞在して朝早くに広島に戻ると言うのを聞きつけ、数十分ほどくっちゃべるためだけに急いで京都駅へ。友人はどすっぴんだしオタク服のまんまだしで可哀想でした。

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京都タワーとぼくたちの作る「うんちのハンドサイン」のコラボ

 

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京都駅とぼくたちの作る「うんちのハンドサイン」のコラボ

 

朝の8時とかから何やってるんだと思います。本当に。こういうのが楽しいんだけど。別に京都でなくても出来ることなんだけど。同じ大学の先輩後輩やし、お互い広島住みだし。月に1回は会ってるのに。

 

さてさて、京都です。

実は2回目の京都ですが、所謂京都らしい観光地を巡ったことが1回もありません。人混みが苦手なもので。今回もそうでした。自転車をレンタルして京都市内をスイスイ漕いで終わりました。鴨川の桜もギリ葉桜でしたが綺麗でした。写真撮ってなかったけど。ラブホテル見付けて(名前おもろw)と思い撮影しただけだったけど。京都でそんなことやるなよ。

 

ある程度探索したら朝ごはん(駅構内のうどん屋さん)(美味しかった)(旅の飯のバリエーションが無い)を食べ、いざ亀岡。途中、連番(一緒にライブを見る人の事)相手のオタクと合流し、チンタラ喋りながら会場へ。

経済効果を見込んで行われるライブなので金を落とすのがスジだとは思っているのですが、如何せん金がなく金がなく金がないため、スーパーで水を買うくらいしか出来ませんでした。ただ、会場でやってる出店でお昼を食べたので許して欲しい。

そう、出店があるんです。外周ステージと呼ばれる、開場前に後輩アイドルたちがライブをする会場があったり、写真撮影スポットがあったり、これまでの春の一大事の開催都市のグルメの出店があったり、今回の開催都市のグルメの出店があったり、フォトスポットがあったり。私はテーマパークのようだなと思って参加しました。ももいろクローバーZランド。

 

暑かったです。開場前の感想で1番出るのはこれ。しかも汗が出る暑さではなく、ジワジワと来る暑さ。汗がじんわり滲んできて、1番不愉快なタイプの暑さです。思わずフローズンドリンクを買ってしまいました。4つの味展開がオタク向けにちゃんとメンカラに沿わせていてよかった。私は百田夏菜子さん(メンカラ:赤)をかれこれ6年ほど推しているのですが、それとこれとは話が別なので自分が好きなブルーベリー味のドリンクを買いました。運営の意図にハマりたがらない厄介オタクすぎる。キモい。

 

ウダウダしていたり写真を撮ってみたり、トイレの列に並んでみたり(本当にこれが長かった)している内にすっかり開場時刻を過ぎ、慌てて会場へ。席運がかなり良く、だいぶ前のブロックのスタンディング席をゲット出来ていました。ステージを見た時に少しだけ西日に背を向ける形になっていたのもでかい。帽子も被っていたため、目の下に貼ったラインストーン(中顔面短縮効果!)の跡が日焼けで残ることも無さそうでした。助かった…。あと会場は風がスーッと通り抜けていて、会場前の所ほど熱気も籠らず、快適でした。

 

ライブは本当に最高でした。今回は数年前から(数年前から!?)インターネットを介して知り合った3人のオタク友達と連番したわけですが、やはり近くにコールを積極的に打ってくれる友人がいると非常にやりやすいなと思いました。彼らは私のように現場歴が浅い訳では無いので頼りがいもあるなァと。それと反対側の隣の御兄様方もコールを入れてくれるわ振りコピも完璧だわで凄いなと思いました。セットリストも良く、前日の1日目とはまた違った曲目で(うっかりネタバレを見かけた)、また懐かしの曲も多く、イントロが掛かった瞬間鳥肌がブワァァと立つ感覚を何度も覚えました。

 

基本的にももクロの春の曲ってパステルカラー系の曲調だと思っていて(伏線回収!)、決してビビッドな曲たちが揃い踏みする訳では無いのですが、それでも物凄いライブ映えする、野外にピッタリ合うのは凄いなと思います。作曲者編曲者、あとコレオグラファーにもチケ代払いたい。最近値上がりしてるけど。

 

良いライブでした。帰りに京都駅の近くの銭湯に入ったし、日本酒の好きな友人にお土産も買いました。京都らしいかと言われたら亀岡以外では特に京都らしいところに行っていませんが、亀岡はいいところでしたし満足度の高い遠征になりました。風邪引いたけど。

 

生きる活力を貰いました!ちょうど遠征前に嫌なことが起こって久々に体調を崩していたのですが、まだ私は死ねないなと思いました。ありがとう、ももいろクローバーZさん。ありがとう、ライブをやってくれた関係者の皆様。ありがとう、一緒に参加してくれたオタク友達。ありがとう、亀岡市の皆様方。

 

春の一大事、また来年も行きたいですね。誰か一緒に行こうよ。 曲めちゃくちゃ布教するから。笑