・月曜から足掛け4日、扁桃腺炎に悩まされていた。下がったように見せて安堵した途端上がる熱、入れないバイト、代わりを探す時間、何かをやらなければならないという強迫観念、何も出来ないで横になるしかできないもどかしさ。色々な感情と戦った4日間。1番は上がりすぎた熱との戦い。40度は1年ぶりに出した。
・扁桃腺炎の原因は心当たりがあって、私のそれは大抵疲労やストレスを溜め込んだ時に起こる。今回は関西でコンクールがあるというのにそのコンクールの数日前から喉を痛め続け、のど飴や薬を服用して何とか収めた、その無茶と単純に長距離移動の疲労でやられたようで。おれの身体、弱!
・熱を出してる間は情緒もめちゃくちゃだった。1日薬を飲み忘れ翌日の昼にぶっ倒れたりしたのもあると思うが、よくわからない鬱と加害がとにかく出ていた。身近な人の不満が噴出して、自分で抑えられなくなっていた。捌け口がなかったら爆発して熱を出すところだった。いやもう出てたのか。熱が先か怒りが先か、そんな卵か鶏かみたいなことになっていた。昨日などは熱も下がらないし、「エモい」という語彙に対して、あとその言葉を安易に使用する人間に対して猛烈に怒りが止まらなくなっていた。なんだよエモいって。エモーショナル、が意味であるなら、どの感情が揺れたのか動いたのか突かれたのか、ちゃんと己の持つ素敵な日本語デッキで説明せえよ言語化せえよ、それが言葉ってもんだろ、と怒り散らかしていた。何でこんなんなってたんだ。今でも分からない。
・この4日間、正確には今日も含めて5日間、何か尾骶骨のあたりにピンと張りつめたものを感じている。物理的なものではなく精神的なもの。強迫観念はここから来ていたと思う。この張り詰めたもののお陰で今日1日背筋が伸びていた気もするが、これは良くない伸び方な気がする。今朝は演習の講義があったが、質問をする際言葉が出なくなったり、出てももったりとした喋り方になってしまったりもした。よくない張り詰めが私の中に存在している。どうしたら治るんだ、放置はしたくない。
・扁桃腺炎のデメリットは体調以外にも、得られる賃金が減る、支出が増える、部屋掃除が出来なくなるので部屋が荒れる(元から荒れている)などがある。ちなみにメリットは発熱由来の発汗のおかげで肌が綺麗になること。今日ヒゲを久々に剃ったら己の肌の綺麗さにビックリした。面皰も出来てないし。肌綺麗になりたい人は扁桃腺炎なるといいよ。